卒業生リレーエッセイ

踊る人生と大人の部活動のようなもの -人間3期生 大中原 豊さん-【卒業生リレーエッセイ(B-4)】

同窓生のみなさん、お久しぶりです。
そして人によっては、はじめまして。
人間科学科3期生の大中原と申します。人間科学科2期生の道上(旧姓:青木)恵美子先輩よりご指名いただき、筆をとらせていただきます。

もう卒業から10年以上が経過している(!)大学時代、いろいろな思い出がありますが、その中の一つにダンスサークルでの活動がありました。
当時はそれほど規模も大きくなかったので、人社棟と教養棟の狭間で細々と練習をし、大学祭のステージで踊ることを楽しみに頑張っていました。
少人数ながら仲良くワイワイと踊ること、体を使って表現をすることの楽しさを味わうことのできた4年間の活動でした。

大学卒業後、仕事をしたりしてなかなか体を動かすこともなかった時、サークルの先輩から教えてもらって始めたのが、今や全国で踊られている「よさこい」です。
名古屋では8月末に行われる「にっぽんど真ん中まつり」が有名でしょうか。

ダンスの延長として体を動かすために始めたよさこいでしたが、数人で踊るダンスと違い、一度に数十人〜100人近くの人間が同じ振付を踊るよさこいというものにまた別の魅力を感じ、どんどんのめり込んで行きました。

社会人の参加者も多く、みんな仕事や家庭で忙しい中で時間を作って集まったり練習をしたりするのも非常に大変なのですが、社会人になると仕事以外で仲間と一つのことに専念するということがあまりなくなるため、みんな「大人の部活動」みたいな感覚で楽しんで頑張っています。

本番のお祭りでたくさんのお客さんの前で踊りきった時の気持ちよさや、賞をいただいた時の感動を味わったり、いい年をした大人が嬉し泣きをするなど、日常では味わえない非日常な感覚にハマる人も多いです。

かくいう大中原も、よさこい自体にハマり、一時仕事を辞めて本場の高知県に短期移住して有名チームに参加(大賞を受賞したり海外へ遠征したり)するなど、周りからは「よさこいバカ」というありがたい称号をいただいております。

2008年には名古屋に新しく自分のチーム【やいろ】http://4351yairo.jp)を立ち上げ、名古屋の人にもっと本場高知のよさこい鳴子踊りを知ってもらえるようメンバーともに頑張っております。立ち上げ当初から今でも、チームには複数の人文社会学部同窓生が参加してくれています。

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大学を卒業し社会人になると、仕事が忙しくて仕事中心の生活になってしまいがちですが、彩りのある人生には仕事を離れた趣味やそこでの出会いなども重要になってくると思います。
たまには子供のように何かにのめり込んで仲間と一体感を味わえるような趣味を見つけて思いっきり楽しんでみてください。
もしよさこいに興味ありましたら、大中原までご連絡ください(笑)

それでは、次のバトンは同じ人間科学科3期生の諸戸良くんへとお渡ししたいと思います。

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