支援事業

2018年度 在学生支援事業 活動報告(3) 現代社会学科 野村沙代さん

瑞桜会では、昨2017年度より向学心および研究意欲のある人文社会学部在学生の支援活動を始めました。
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2018年度は、私費留学/ワーキングホリデー/海外インターンシップ/海外ボランティア活動 に加え、自己負担金が多額の公費留学も対象になり、3名の学生さんへの支援を行いました。
ここに、支援対象の学生さんから届いた活動報告を掲載いたします。

応募者情報

野村沙代 さん

  • 国際文化学科 4年
  • 榎木ゼミ所属

活動報告

報告日:2019年1月14日

➀概略

「すべての人に機会を」現地主導で目指し、「生計向上(地元女性による廃材雑貨製作)」、「教育(義務教育就学前教育、大学奨学金) 」、「啓発(イベント等)」の3つの事業を行う日系NGOのフィリピン・マニラ事業地で約5か月間インターンを行った。

②活動内容

生計工場事業 - 女性らのスキルが未熟な書類作成等を行い、彼女らの組織運営をサポート。
教育事業 - 資金調達を担当。行政機関での聞き取り調査や、フィリピン人職員と会議を重ね、計画案作成。
啓発事業 - 日比相互理解を深めるため、教育事業の被益者である小学生とイベントの企画運営を行った。

②成長した点

私が行った業務の中で、成果が出たと言えるものは、ほぼない。語学学校に掲示して頂いた広告をみて、イベントに参加してくれた(啓発事業)、とか、女性たちの進捗状況を可視化することで、彼女らが組織全体の状況を把握するようになった(生計工場事業)、とか、一つ一つの活動を区切ってみると小さな変化はあった。ただビジョン達成までの全体でみると、成果が出るまで時間がかかり、自分の業務の行く先が見えにくい。さらに、『現地主導』を柱とする中で、日本人としてどこまで入り込んでいいのか非常に悩んだ。
このインターンでは、「貧困解決に貢献する」という目標には程遠い結果となったが、NGOの実態・裏側を見る、現場で働く難しさを経験することが出来た。

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